企業が動画のCM制作をする上でまず重視したいのが、ユーザーに「最後まで見てもらう」こと。企業の「見せたい映像広告」をユーザーの「見たくなる映像広告」と一致させるには、いくつかの要点を抑える必要があります。今回はその要点を整理していきます。

前提は「自分を語り過ぎない」こと。自社や商材の魅力をわかってもらいたいという気持ちが前面に出た、説明の多い動画広告がユーザー離れを引き起こすのは想像に難くありません。たとえ魅力的な出演者を採用しても、説明的な構成では同じことが言えます。つまり、「端的な説明に絞り込むこと」、そして「全体を短めの尺に抑えること」がポイントとなります。

動画広告の尺の長さを決定する上で「見る人が飽きないこと」が基準となりますが、人の脳は、最初の数秒でその映像が面白いかどうかを判断すると言われています。CM制作の観点では、ユーザーの購買意欲を掻き立てるには30秒で十分という調査結果も出ています。とはいっても、必要な要素を盛り込むには困難な短さです。

米国の動画広告に関する調査によると、ユーザーは最初に「面白い」と判断した動画については、長さが1~2分であっても最後まで興味深く見続けることがわかっています。

動画制作において、最初の数秒でユーザーを惹きつけ最後まで見てもらえるかどうかは、全体の構成にかかっています。言い換えれば、1シーンを長くせず、ストーリー性を持たせること。そしてリズミカルなストーリー展開で構成することが、映像制作の肝となるのです。

具体的には

・起承転結によるストーリー構成。

・ナレーション・テロップの効果的活用

・アクションやカメラワークによる視覚的変化

・音楽や効果音による聴覚的変化

といった要素が挙げられます。ストーリーに惹かれつつ、商品のコンセプトも理解してしまった。

ユーザーにそんな印象を与えられたら、動画制作は成功といえます。

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