ブランディング目的だからと商品名は語らず、メッセージや映像のクオリティで勝負する動画広告・映像広告を見かけることが増えました。
短期的な売上げはさておき、強力なブランドを作り上げれば将来的に大きな売上げアップにつながると見られているからです。
しかし今、「ブランド構築」とうたうこれらの広告が実は全然効果を発揮していないケースも多発しているのです。
そこで今回は、「10年後の売上アップ」を見越したブランディング動画について、考えてみます。

大前提は、どのようなシリーズ・時期であっても、一貫したブランドイメージを発信し続けること。10年後の売上げを見越すなら、10年間同じイメージを発信し続ける必要があると言われています。
もちろん、その間には市場ニーズや社内体制の変化などに伴い、伝えたいメッセージが変わることもあるでしょう。それでも、発信する「ブランドイメージ」は変わってはならないのです。消費者の間で、「ブランドイメージ」というのは時間をかけてゆっくりと育っていくものです。一朝一夕には出来上らないため、企業側にとってもコツコツと積み重ねていく必要があるのです。

あらゆる変化にも負けず、着実にそのブランドイメージを構築した例に、「日清カップヌードル」があります。
20年以上の月日を、「ユニークであること」で貫いてきた同ブランドは、『Hungry?』から『SURVIVE!』まで、長年にわたりストーリーも持たせたキャンペーンを展開してきました。映像のテイストや細かな構成は変わっても、イメージだけはブレさせないことでブランディングに成功した好例と言えます。

ブランディング目的の動画広告・映像広告は、その時のベストなクオリティで勢いよく作ってしまいがち。本来の目的に立ち返ると、長期ビジョンと覚悟をもってじっくり企画するべきと言えます。