映像広告を制作する上で、その表現方法は千差万別です。アニメ形式のポップなものから実写ドラマのようなシリアスなものまで、市場には様々な映像が出回っています。
今回はアニメと実写の特徴を考察し、それぞれが視聴者にもたらす効果について見ていきたいと思います。

まずアニメーション。オリジナリティを出しながらも万人受けする映像制作が実現できる点が人気です。代表的なキャラクターアニメでは、企業ブランドやターゲットのイメージにぴったりと合ったキャラクターを作り出すことができる点が人気です。実在のタレントを起用すると、どうしても人物の年齢、出身地、性格といったイメージによる先入観が視聴者に働きます。アニメーションは、既存のイメージに左右されるリスクを防いでくれるのです。
その他、イラストレーターが手書きでボードに絵を書く様子を動画にした「ホワイトボードアニメ」やコマ送り形式の「ストップモーションアニメ」など、手作りの温かさが出せる演出方法もあります。
注意したいのは、リアルな説得力に欠けること。実際の社員の顔などは見えないため、あくまで見込み客を多く集める段階において有効です。

一方、実写の動画広告の最大のメリットは、会社や商品とそれにかかわる人々の様子をリアルに伝えられる点です。とくに実際の「お客様の声」などは、見込み客が購入に踏み切るための大きなキッカケを作ってくれます。言い換えれば、動画を介して視聴者が実際にその企業に行ったり商品を使ったりしたことがあるような気になり、購入へのハードルが下がるのです。
ただし登場人物の雰囲気等により、企業イメージが固定される懸念もあります。人物の選定には十分に留意が必要です。

このように、アニメーション、実写それぞれに得意とする分野が異なります。映像制作の目的により使い分けていくと良いでしょう。