人間の心理として、自分のためだけに向けられた言葉や行動に心が動くのが自然の摂理です。誰しも、入ったお店で名前を呼んで接客されればリピートしたくなり、DMハガキでも自分だけに向けたメッセージが手書きで入っていれば感動するもの。
動画広告・映像広告の世界でも、このように一人ひとりにパーソナライズドされた動画が注目され始めています。「One to Oneマーケティング」とも呼ばれ、世界中の企業で採用されつつある手法のひとつです。
記憶に新しいところでは、コカ・コーラの「ネームボトル」の大ヒットが挙げられます。自分の名前の入ったボトルが店頭にあれば、類似品よりコカ・コーラを購入したくなる心理が消費者に働いたのです。「自分のための」という仕掛けづくりがいかに関心を集めるかを証明する好事例となりました。

動画広告・映像広告をパーソナライズドした場合にはコンバージョン率のアップにつながることが、既にアメリカにおいて立証されています。
「パーソナライズド動画」、つまり各ユーザーの名前やその他情報を盛り込んだ動画配信を実施したアメリカ企業を対象に実施した調査によると、その70%以上が従来の不特定多数対象の動画に比べ効果が表れたと回答しています。

もちろんパーソナライズド動画制作においては、全てをゼロベースで編集する必要はありません。あらかじめ小分けにした動画を複数制作しておき、それらを何通りかに組み合わせることで対応可能なため、一旦仕組みができてしまえば工程もシンプルです。

人々の趣味嗜好、アクティブユーザーの年齢や属性は多種多様となり、マス向けの画一的な情報配信では逆効果となりつつある昨今。積極的に取り入れていただきたいマーケティング手法です。