動画広告・映像広告の効果を測る指標として、「動画再生数」「完全視聴率」、そして「自社サイト訪問数」や「コンバージョン率」が挙げられます。これらは数値化しやすいため、企業にとっても広告効果を正確に測れると認識しがちです。
ところがブランディング目的の広告の場合、「広告想起率」や「ブランド認知度」を総合した「ブランドリフト」という指標が最も重要となるにもかかわらず、数値化が難しいのが課題でした。実際に日本国内でも、多くの企業は「ブランドリフト」を出さずに広告戦略を練っているのが現状です。

この「ブランドリフト」を企業内で簡単に測定すべくリリースされたのが、アメリカGoogle社の「Brand Lift」です。これはWEB広告による認知度・好感度、そして購買意向等の傾向を数値で表す新ツール。TrueView広告に出稿した企業は無料で利用できます。

「広告想起率」は、動画広告・映像広告の視聴者と非視聴者のその後の行動の違い等から算出。視聴者へのオンラインアンケートからデータ化しています。アンケートは動画本編の再生前に回答する形式。TrueView広告を見たユーザーと見ていないユーザーとに分け、日にちが経ってから「この動画広告を見たことがあるか」等を質問しています。各グループのユーザーの回答を比較することで計測しているのです。

「ブランド認知度」は、自然検索数の変化から測定します。「広告想起率」の計測と同様に動画広告を見たユーザー・見ていないユーザーにグループ分けし、広告出稿企業やブランドに関連したワードの検索数の変化を調査・比較しています。対象の広告に接触したことでユーザーの関心がどの程度変化したかを計測するのです。

現在は日本未対応のGoogle社の「Brand Lift」。日本版のリリースに期待が寄せられます。