「双方向性」を意味する「インタラクティブな」動画広告・映像広告が普及し始めています。例えばYouTubeにおいては「アノテーション」という機能を使ったインタラクティブ動画プロモーションが盛んに行われるようになり、企業が一方的に情報伝達をするスタイルから、ユーザーが欲しい情報を取りに行くスタイルへと変換する広告出稿企業が増えてきているのです。アノテーション機能とは、動画の画面内にクリック可能なテキストを「ボタン」の要領でいくつか表示させ、ユーザーはその選択肢の中から好きなボタンを選ぶという形式で成り立っています。

このようなインタラクティブ動画プロモーションを効果的に行っている国内の事例には、以下のようなものがあります。

まずは「楽天生命保険」。動画広告内で「がん」についてのクイズを展開しており、視聴者はクイズの答えを選択することができます。正解すると楽天ポイントがもらえるキャンペーンに参加できるというもので、生命保険に対し難しいというイメージを持っている若年のユーザー層を取り込む工夫がなされています

次に「ダイキン工業」の事例。大ヒットエアコン「うるるとさらら」のプロモーションとして、ドラマ仕立ての映像広告が展開されています。ユーザーが参加するのは、ドラマの結末部分。選択肢の中から結末を選ぶことで、その次のストーリーへと展開していきます。自分で物語を作れる点がユーザーの心を掴み、さらに別の展開を見るためにリピーター化する仕掛けにもなっています。

このように、インタラクティブ性のある動画広告・映像広告ではクイズ形式、ストーリー形式のものが代表的と言えるでしょう。ゲーム感覚で親しめるため、新たなターゲットの取り込みに期待が持てます。