数あるマーケティングの手法の中でも、近年注目を集めているのが「ニューロマーケティング」。これは脳科学の観点から消費者の反応や行動を定義するというものです。
「人は感情で買って、理屈で納得する」という言葉もあるとおり、理屈よりも感情で人は動く、という説が近年では有力です。この原理をニューロマーケティングにより科学することで、従来は予測しにくかった「人の直観的な動き」の要因が可視化できるようになったのです。
これを動画広告・映像広告につなげた場合について、今回は考えてみます。

まずは「ミラー効果」について。「モノマネ細胞」との呼び名もある「ミラーニューロン細胞」により、人は他人の行動を見た瞬間、自分がとった行動のように認識するそうです。
それに伴い、他人の行動に伴う感情も自分の脳内で無意識に再現させるのだとか。笑顔の人を見るとこちらも笑ってしまうのはこの作用によるものといえます。
この性質を動画・映像制作に利用した場合、企業ブランドと視聴者との間に感情的な絆を生むことということが脳科学的にも証明されました。人々の共感を呼ぶ動画や映像は視聴者の心に伝播し、論理的な説得に勝る関係構築が期待できるのはこのためです。

そして、脳の「思い込み」の仕組みをうまく活用することも効果的です。例えば「お腹がすいたらスニッカーズ」というキャッチフレーズは、この手法が功を奏したケースです。「空腹感を感じたときにはスニッカーズを食べよう」という人々の共通認識を生みました。
ここで重要なのは、日常的な要素を用いること。動画広告・映像広告においても、日々の生活で想起されそうなシーン盛り込むことをおすすめします。