テレビは「オワコン」なのでしょうか。欧米では既に10代~20代の若者はネッド動画を見る人口がテレビを上回り、テレビのメディアとしての価値が下がっているという見方が一般的になりつつあります。今や動画広告・映像広告も、話題はネットを中心に波及しているのが現状です。
一方で近年、WEBサービス企業のテレビCMは増加しているのです。テレビの視聴者が減っている中、なぜ「逆流」ともいえるこの事象が起きているのでしょうか。仕組みを見てみましょう。

実は、スマートフォン利用者の増加と大きな関係があります。5,000万人近くにも上る国内のスマホ利用者の多くは、家のリビングにもスマホを持参。
良いか悪いかは別として、家族団らんや食事の際にスマホの近くでテレビを観る状況は、あらゆる家で出来上がっています。
テレビCM中は、絶好の「スキマ時間」。別の用事を済ますほどの時間も無いCMタイムに流れる映像広告は、スマホで該当サイトにアクセスされる可能性が高いということがわかってきたのです。

そして、マーケディングにおける「キャズム理論」も持ち出せます。国民のほとんどがスマホを持つまでに成熟した市場では、「レイトマジョリティ」と言われる層へ向けたCM制作が重要となります。レイトマジョリティとは、商品やサービスが市場にすっかり普及してから購入を決断する層のこと。人口全体の35%を占めると言われ、この人々を全て取り込めば、人口の約85%をカバーすることになります。受け身であるレイトマジョリティには、自然と流れてくるテレビCMによる映像広告・動画広告が効果的といえます。

誰もが自分の手の平からネットへアクセスできる時代に入ったからこそ、逆に映像広告・動画広告のテレビ配信が増加しているという仕組みのご紹介でした。