「写真が動いている!」と注目を集め、facebookやインスタグラムでシェアが広がっている「シネマグラフ」。写真の一部だけが無限ループのように動いている、いわば「動画のような静止画」です。

トヨタやメルセデス・ベンツといったブランド力の高い企業が既に活用しており、映像広告の新たなトレンドとなることが予想されます。

今回はその「シネマグラフ」に期待できる効果を紹介していきます。シネマグラフの発祥はアメリカ。写真家Kevin BurgとJamie Beckによる作品発表をきっかけに、話題に火が付いたのは2015年4月。レディース靴メーカー「スチュアート ワイツマン」がシネマグラフによる映像制作を行い、facebookとインスタグラム上でキャンペーンを展開したのです。

なおシネマグラフの定義は「静止画の要素が繰り返し動き続ける」映像で、GIFアニメーションと動画フォーマットの2種類が主流です。

多くの専門家がシネマグラフによる映像制作を推奨しており、広告業界でも「今年中にシネマグラフがソーシャルメディアを席巻する」と言われています。

たとえばfacebookは特定の広告業者等に対し、シネマグラフの普及を強く推奨したガイドを配布したと一部で報道されています。

またfacebookの自動再生機能の登場で、各ブランドは新たな工夫をする必要が生じました。このため、「静止画のようにも動画広告のようにも見える」シネマグラフはユーザーに「動画にはないエレガンス」を感じさせるといい、洗練されたブランド力を見せたい企業には非常に親和性の高いスタイルであると言えます。

エレガンスを表現するCM制作のポイントは、構成要素を極力排除し、静かで圧倒的なクラス感を出すことです。シネマグラフはこのような表現に最適な映像広告と言えるでしょう。また今後普及が進むにつれ、クリエイティブの幅もますます広がる見通しです。