最近の海外動画市場では、動画制作・映像制作の際のターゲットへのアプローチ手法において、「興味をひく」よりも「感情を揺さぶる」を主軸におく方が効果的だという調査結果が出てきています。

例えばイギリスの動画テクノロジー企業Unrulyの調査によると、動画広告・映像広告を視聴して「感動した」「心に響いた」という被験者のうち、約7割が商品購入を本格検討したという結果が出ています。
いっぽうで「それほど感動しなかった」と回答した被験者の購入意欲は約3割。動画広告・映像広告が感情に訴えかける効果が購入意欲に直接的に結びついていることがよくわかります。

このことは動画広告のSNS上でのシェアにも影響を及ぼします。南部オーストラリア大学のKaren Nelson-Field博士の研究論文でも、「感情を強く引き出す動画は、そうでないものと比べ約2倍のシェアが見込める」と報告されています。

ここで大切なのは、ターゲットとする層に感動してもらえる動画広告・映像広告を制作すること。例えばどんなに美しいイルミネーションの動画を見せても、田舎暮らしに憧れているようなターゲット層の心には響きません。ターゲットとする年齢・性別・嗜好等により制度の高い予測を立てる必要があります。
先述のUnruly社であれば、動画再生で蓄積したデータをもとに予測アルゴリズムを独自開発し、ターゲットの好みのコンテンツや興味のある分野を割り出し、動画マーケティングに活用しているようです。

ターゲットとするユーザー層が日頃どんな映像を好んで視聴しているかを調査しておくことで、まだ見えない潜在的なニーズが引き出せるかもしれません。それを動画広告・映像広告に反映できれば市場の開発にもつながるでしょう。