あと一歩で購買というポジションにいる「見込み顧客」とは異なり、企業側から何らかのアクションを起こし気付きを与えることで「見込み顧客」になり得る人々を、「潜在顧客」といいます。
いま、そんな潜在顧客の心に響き、購買行動へのステップを敷くために有効なのは「リッチコンテンツ」による動画広告・映像広告だと言われています。
その仕組みについて考えていきましょう。

具体的にリッチコンテンツとは、ゲームやアニメ、CGを取り入れたり、双方向性のやりとりを持たせたりといったハイテク作品のこと。クリエイティブな表現を用いて制作されているため従来の動画広告よりも人々の感性を刺激しやすく、潜在顧客の心の中に眠っていた商品・サービスに対するニーズをも呼び覚ます効果が期待できます。

例えばメルセデス・ベンツの動画広告。「価格は下げずに敷居だけ下げた」と話題になった理由は、メインターゲットである30〜40代の年齢層が熱中した「スーパーマリオブラザーズ」とのコラボレーション動画。日本ばかりでなく海外でも話題を呼び、公開から4カ月で450万回以上という再生回数を記録したそうです。

パナソニックの「ふだんプレミアム」シリーズの動画広告も、リッチコンテンツで潜在顧客を覚醒させました。家電を通じて母と娘との思いがクロスするショートムービーや俳優・西島秀俊さんが家事に奮闘する男性を演じるショートムービーで、それまで市場で想定されていなかった「10代の若者」や「男性」といった新たな顧客を生み出すことに成功したのです。

テレビCMほどの予算がなくても、拡散されればマスメディア並みの効果も期待できるリッチコンテンツの動画広告・映像広告。新規開拓の選択肢に加えておくと便利です。