私たちが日ごろ目にしている映画やDVD、またはテレビ番組などは全て、プロの手による映像編集を経て公開されています。
映像編集は、専門の会社のスタッフが、スタジオなどで行うのが一般的で、例えば現在放送されているテレビ番組の多くも、テレビ局内ではなく、外部の専門のスタジオで編集されています。
現在では、テレビの生放送といえども、タイトルや過去の映像の挿入など全く編集されていない番組など存在していないと言っても過言ではありません。
VTR技術が開発されていなかった時代にはフィルム編集が行われていましたが、現在映像編集の現場では、特別なこだわりを持ってフィルムを使っている映画など以外は、デジタル技術を取り込んだノンリニア編集が主流となっています。
編集ソフトで主流となっているのは、マック社のApple Final Cut Proや のアドビ システムズ社のPremiere Proなどです。
映像編集の大まかな手順は、まず撮影した全ての画像の中から必要な部分だけを大雑把に拾い上げVTRなどにまとめたものを、演出などの効果を考えてつなぎ合わせていきます。
画面の色調やトーンなどを整えたり、様々な特殊効果を加えた後に、タイトルなどのクレジットを入れ、BGMや効果音などを加えます。
不要なノイズなどを取り除いた後、セリフなどを加え、テレビ局や映画会社といった製作者のチェックを受けてから、最終的なVTRに収録されます。