DVDはコンピュータなどの情報機器において、デジタルデータの記録媒体として利用されている光学ディスクです。
厚さ0.6mm、直径8cm又は12cmの円盤となっており、中心にはディスクを回転させる軸が入るよう穴が開いています。
ディスクの大きさや記録・読み取り方式はCDと同じであり、渦巻き型のトラック形状に凹みを作りデータを記録し、レーザー光線を当てることで凹みによる反射を利用してデータを読み取ります。
CDとの大きな違いは記録容量となっており、主流である直径12cmのディスクではCDの約6倍もの記憶容量となっています。
両面や2層記録に対応しているDVDの記憶容量は片面1層で4.7GBと、133分の録画が可能となりました。
また、片面2層では8.54GB、両面1層では9.4GB、両面2層では17.04GBと長時間映像の記録もでき、映画やTV番組、ビデオカメラで撮影した映像も記録することができます。
DVDには1度だけ書き込みが可能なRやROM、フォーマットして何度も書き込みが可能なRWやRAMなどがあります。
RWやRAMはアモルファス金属を使用しており、加熱による金属の結晶化を利用して記録しています。
結晶化した部分にレーザーを当て結晶を溶かし、冷却することで結晶が無くなり再び書き込みをすることができます。
フォーマットは全てのデータを削除するので注意が必要です。
デジタルデータが主流となった現在ではDVDの需要は依然として高いです。