映画を最初から最後まで、飽きることがなく一気に見てしまうような経験を持たれている方がいらっしゃる事でしょう。
しかしよく考えて見ますと、このような映画を作り上げる事はなかなかできるような事ではありません。
観客が途中で飽きることがないように、ストーリーにも、場面展開にも、その他色々な事について考え抜かれているような映画でなければ、きっと観客がその映画の途中でシラけてしまう事になります。
ですから、映画製作に当たる方々はこのような事にならないように気を配りながら作り上げていかなければなりません。
その中でも映画に出てくる音に関する事は、非常に大切な要素であると考えられています。
一昔前の映画であれば、音が一切無く、映像だけの映画となっていました。
それが技術の進歩によって、劇中の台詞や効果音、そしてバックに流れる音楽等のような音を取り入れる事ができるようになってきました。
その音に関する仕事をされる方が録音技師と呼ばれる方であり、現在の映画製作の中では、無くてはならない仕事として捉えられています。
ただ録音技師という名前から、音を録音するような関係の仕事であることが想像できます。
これは確かにその通りなのですが、その他にもその場面に合った音を作りだすような仕事もしなければなりません。
この音を作りだす仕事が一般的には認知されていないことなのでしょうが、これも立派な録音技師の仕事の一つとして考えられています。